覚えゲーじゃん!
はじめに
この記事は「ホシハウス Advent Calendar 2022」21日目の記事になります.
こんばんは.けーるです.
20日目はゆーしんの「Python 3 エンジニア認定基礎試験 合格体験記」でした.みんなちゃんと勉強してて偉いですね.僕はこの前重い腰を上げて基本情報を取ろうと思ったんですけど,電車が遅延して7000円をドブに捨てて終わりました.
さて,皆さんゲームは好きですか?「こんなの覚えゲーじゃん!」そう叫んだことはありませんか?今回はそんな感じのお話ができたらなぁと思います.
覚えゲー対抗手段
我々は日々老いていきます.僕はそもそも短期記憶がカスなので,油断するとさっき何をしようとしてたのか忘れます.まぁ忘れるってことは大した内容じゃないだろの精神で生きているのでノーダメージですが.
しかしゲームに限っては別です.遊びなので本気でやらないと死にます.とはいえ,覚えられないものは無理です.ではどうするか.覚えられないなら覚えなければいいのです.
覚えないで覚える
突然ですがここでクイズです.2次方程式の解の公式覚えてますか?僕は忘れました.使わないので.
ではもう二度と解の公式を使えないかというと,そんなことはありません.なぜなら解の公式の理屈を理解しているからです.せっかくなので解の公式を式変形で作ってみましょう.たぶんできるやろw
上の数式を満たすの組を見つけます.
式を変形していきます.
平方完成させるために左辺をちょっとイジります.
平方完成します.
なので
ごそっと右辺に移動させて
右辺を変形して
両辺の平方根を取って
を移項して
できました.できなかったら企画倒れなのでできてよかったです. と,こんな感じで理屈を覚えておくと理解が進むものがあります.
そう,FF14の零式レイドです!!!!!!!!
零式レイドとは
普段遊んでいるダンジョン等よりもほんのちょっとむずかしいコンテンツです.誰かがちょっと間違えるとパーティが壊滅するので大縄跳びと揶揄されたりします.
基本的にはタンク2名,ヒーラー2名,DPS4名*1で行くコンテンツです.敵の攻撃に対してどのように対処するのかを考えながら最大限のダメージを出せるように,色々と調整をしていくのが非常に楽しいコンテンツとなっています.
零式はいつもよりもほんのちょっとむずかしいので,敵の攻撃も難解です.とはいえ大抵は頭のおかしいFF14の上手なプレイヤーが解法を共有してくれているのでそれをなぞるだけでなんとかなります.
ん?なぞるだけ……?相手の攻撃パターンが複数あったらどうするの……?
全 部 覚 え ま し ょ う
辺獄4層前半 エンチャンテッドペロネー・ペルソナ+インヴァースクラミュス
まずは巨悪の代名詞,某企業系wikiに掲載されている解法を見てみましょう.
某企業系wiki掲載内容
ブラッドレイク1回目
ブラッドレイク1回目、DPSかタンクヒラどちらかに黒線が付与されます*2。
1回目で線がついた方は、後にくる線ギミック*3を処理することができなくなります。
エーテルクラミュス
剣のエーテルをマントに移します。
後の「インヴァースクラミュス(線とり)」という技に派生します。
ブラッドレイク2回目
ブラッドレイク2回目、1回目と同様にDPSかタンクヒラどちらかに黒線が付与されます。
2回目で線がついた方は、この直後にくる毒デバフを処理する*4ことができなくなります。
「2回目で線がついたら毒デバフができない」とおぼえましょう。
毒デバフ
- DPSに2名、タンクヒラの中から2名につく(計4名)
- 毒を誰かに渡すと渡した人が抗体持ちになる
- 毒同士がぶつかっても特に問題ない
- デバフ発動までは15秒
毒抗体
- 毒デバフを持っている人が、何も持ってない人に毒デバフを渡すとこの状態になる
エンチャンテッドペロネー・ペルソナ+インヴァースクラミュス
- ブラッドレイク1回目:ヒラタンクに線がついた(THは線処理ができない)
- ブラッドレイク2回目:DPSに線がついた(DPSは毒処理ができない)
- DPSは南で固まる。毒抗体持ち2名、毒持ち2名になる
- デバフを持ってないヒラタンクが固まっているDPSにつっこみデバフを貰いに行く
- 貰ってないもう片方のヒラが取りにいく。毒抗体持ち4名(DPS)、毒持ち4名(TH)になる
- 線処理が始まるので、ヒラタンクは北にひと固まりになる。DPSはボスとヒラタンクの間に固まって立つ。
- 線がDPSに集まったら基本散開*5に従い散開
- 線爆発*6。ギミック終了。
……は?
分かりましたか?僕は分かりませんでした.暗黙の了解として使われている単語は脚注で説明したのでそちらを見てもらうとして,すごく大きな疑問がありませんか?
(THは線処理ができない)
(DPSは毒処理ができない)
……なぜ?なんで線がついたらその後処理できないギミックがあるの????なんで?分からん分からん.なんか読み落とした?
とかではなく,この攻略サイト(笑)には何故ブラッドレイク1回目で線がついたプレイヤーが線ギミックを処理してはいけないのかを一切解説していません.というか多分ほとんどの攻略情報に載っていません.だって1回目で線がついたら線処理ができなくなる,2回目で線がついたら毒ギミックが処理できなくなるって覚えるだけだから.
うるせ~~~~~~~~~~~~~~~~~理屈を教えやがれ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ギミックの意味解説
実はブラッドレイクの発動と同時に,画面上に「魔剣ペロネーにエーテル*7が吸収された!」とテキストが出ています.ボスはこのエーテルをスタックしてこちらへの攻撃に変換しているようです.吸収された自分のエーテルを利用した攻撃を食らってしまうと即死(!!)するというギミックだったんですね.
なので,1回目に線がついた人は2回目に線をつけられて吸収されたエーテルを使った毒攻撃を受けても即死しないわけです.逆に2回目に線がついた人は,1回目に吸収したエーテルを使った線の攻撃を受けても大丈夫ということだったんですね.
煉獄4層前半
ディフレア・コンシーヴ/テトラフレア・コンシーヴ/オクタフレア・コンシーヴ
これはそれぞれ4人組での頭割り攻撃*8,2人組での頭割り攻撃と散開攻撃*9です.
これは名前を理解すると分かりやすいですね.ディ(ジ)は2つ,テトラは4つ,オクタは8つという意味の接頭語です.フレアはFFの魔法の名前ですね.コンシーヴはconceiveという綴りの単語で,意味的には「(考え・感情などを心に)抱く」という単語のようです.英語わからないから知らなかったけど.コンシーヴが含まれる攻撃はしばらく時間が空いてから発生するので,後でこれやろうかな~って考えている的なニュアンスなのかな? それぞれの接頭語が何箇所で攻撃を受けるのかを表しているようです.パーティは8人なので,ディなら2箇所で4人組,テトラなら4箇所で2人組,オクタなら8箇所で1人ずつ食らうといった具合です.
機械的に敵の攻撃名を覚えるよりもやりやすいですね.
その他覚えゲーのみなさんの対抗策
FPSのマップ
無理です.覚えてください
Splatoonブキごとの強ポジ
上手い人に嫌がらせされて負の感情とともに覚えてください
ポケモンタイプ相性
覚えてたやつが使いものにならないので相性表を見てます
最後に
22日目の担当はこばゆーの何かしら(未定)です.写真で振り返るシリーズはもうやったけど次は何を書いてくれるのかな……?
*1:FF14ではダメージを出す役割のことをDPSと呼びます
*3:ボスとプレイヤーが線で結ばれる.この線を横切ると,横切ったプレイヤーに線が付き,元のプレイヤーから線が外れる.大抵の場合はタンク以外に線が付いてるとダメージがデカくて死ぬ
*4:あまり使わない言い回し.この毒デバフと呼ばれてるのは特殊なデバフで,特定の条件を満たせばプレイヤーに悪影響がない状態にできる
*5:とりあえず各自困ったらここに行けという位置を基本散開と呼ぶ
*6:今回は線ギミックで線が爆発するらしい
*7:FF14的にはすべての命の源であり、魔法の原動力ともなる一種の生命エネルギー
*8:ダメージを複数人でシェアできる攻撃.総ダメージを人数で割ったダメージが一人あたりの被ダメージとなる
*9:散開して食らう攻撃.他人と位置が被ると死ぬ